
IonQはもう過去?量子コンピューティング投資で選ぶべきはAlphabetという考え方
AIがテック業界の主役であり続ける一方で、
次の大波として注目されているのが量子コンピューティングだ。
その中で投資家の関心を集めてきたのが、
IonQ(NYSE: IONQ)という純粋な量子コンピューティング銘柄である。
しかし、The Motley Foolの分析では、
「量子の成長を狙うならIonQよりAlphabet(Google親会社)の方が堅実」という結論が示されている。
IonQとはどんな会社か?
IonQは、
量子コンピューティング専業(ピュアプレイ)企業。
- 事業の100%が量子コンピューティング
- 成長期待が株価に直結
- 2024年初頭から株価は一時+280%
一方で、
- 2025年10月以降、40%以上下落
- 商用化はまだ数年先
👉
将来性は高いが、リスクも非常に高い銘柄と言える。
Alphabetが量子分野で重要な理由
Alphabet(NASDAQ: GOOG / GOOGL)は、
量子コンピューティングの「基盤」を作ってきた企業だ。
① 量子チップ「Willow」の衝撃
2024年12月に発表された量子チップ Willow は、
- 現在の最速スーパーコンピュータでは
10セプティリオン年(10²⁵年)かかる計算を - 5分未満で完了
という、量子計算の圧倒的優位性を実証した。
これは単なる理論ではなく、
「量子は本当に別次元の計算能力を持つ」ことを示した決定打だった。
② Quantum Echoesアルゴリズム
さらにAlphabetは、
- Quantum Echoes という新アルゴリズムを発表
- 「実証実験」から
検証可能・実用寄りの量子計算へ前進
と説明している。
👉
量子は「できるかどうか」ではなく、
「どう使うか」の段階に入りつつある。
なぜAlphabetの方が投資先として堅実なのか?
Motley Foolの主張は明確だ。
IonQのリスク
- 量子一本足打法
- 商用化が遅れれば、評価が大きく崩れる
- 技術競争で負ける可能性も高い
Alphabetの強み
- 広告・検索・YouTube・クラウド・AIという
圧倒的な既存事業 - 量子が成功すれば 爆発的アップサイド
- 仮に量子が期待外れでも
ビジネスは問題なく成長
👉
「量子オプション付きの巨大テック企業」
それがAlphabetという投資対象だ。
ピュアプレイでないことは、弱点ではない
「Alphabetは量子専業じゃないから意味がない」
これは誤解だと、記事は指摘する。
- 量子技術は単独で存在しない
- AI、クラウド、データセンターと結合して価値を生む
- Alphabetはその全スタックをすでに持っている
👉
量子時代において、
巨大プラットフォーム企業が最終的な勝者になる可能性は高い。
投資判断のまとめ
| 観点 | IonQ | Alphabet |
|---|---|---|
| 量子純度 | ◎(専業) | △(多角化) |
| 成長爆発力 | 非常に高い | 高い |
| 下方リスク | 非常に高い | 低い |
| 既存収益 | ほぼなし | 圧倒的に強い |
| 長期安定性 | 低い | 非常に高い |
結論|量子に賭けるなら「本命+オプション」
- ハイリスク・ハイリターン:IonQ
- 安定成長+量子オプション:Alphabet
Motley Foolの結論はこうだ。
量子コンピューティングの未来に賭けたいなら、
Alphabetという“安全網付きの賭け”が合理的
量子が次の巨大技術になるかどうかは、まだ確定していない。
だからこそ、勝っても負けても強い企業を選ぶ戦略が重要になる。