土星の南極に謎の「十角形」雲、ハッブルが発見 北極の六角形を超える規模

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By ai-taco

NASAのハッブル宇宙望遠鏡が、土星の南極を取り巻く巨大な「十角形」の雲の波模様を発見した。南半球でこれほど大規模で規則正しい形状のジェット気流パターンが確認されたのは初めてだという。

この「デカゴン」と呼ばれる構造は、直径にして約16万7820キロメートルにも及ぶ。10本の辺それぞれの長さは約1万6782キロメートルで、地球がすっぽり収まってしまうほどのスケールを持つ巨大な渦だ。

土星の極地では、1980年代に探査機ボイジャーが北極に「六角形」の雲パターンを発見しており、これまで有名だった。ただし北極の六角形がほぼ静止した状態を保っているのに対し、今回見つかった南極の十角形は時速約10キロメートルで東向きに移動しており、形も六角形以上に不安定で変化し続けているという。

研究チームによると、この十角形が初めてハッブルの観測に捉えられたのは2023年で、それ以前の観測では確認されていなかった。南極が地球から見えない向きに傾いていた2017年から2023年の間に形成された可能性があるとみられている。現在は南極が観測しやすい向きに戻ってきており、研究者たちは巨大な大気パターンが発達していく様子をリアルタイムで追える貴重な機会を得たことになる。

出典: NASA Science「NASA’s Hubble Tracks New Decagon Encircling Saturn’s South Pole」(2026年9月3日)

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