米スペースXは2026年9月10日(現地時間)、米宇宙軍(USSF)向けの機密衛星を搭載したファルコン9ロケットを、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地の第4発射施設(SLC-4E)から打ち上げた。ロケットは協定世界時15時42分ごろに離昇し、衛星は無事に軌道へ投入されたと伝えられている。
今回使用された1段目ブースター「B1081」は、過去に有人ミッション「クルー7」や国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッション「CRS-29」、偵察衛星局(NRO)向けミッションなど数多くの飛行を経験してきた機体で、今回が27回目の飛行となった。打ち上げ後、ブースターは太平洋上で待機していたドローン船「Of Course I Still Love You」に無事着陸し、回収に成功している。
米宇宙軍向けのミッションであるため、搭載された衛星の詳細や機数は公表されておらず、ペイロードは機密扱いとなっている。一部報道では、スペースXの「スターシールド」衛星バスをベースにした低軌道衛星群である可能性が指摘されているが、公式には明らかにされていない。
今回のUSSF-153は、2026年に入って104機目となるファルコン9の打ち上げで、スペースXの高い打ち上げ頻度を改めて示す形となった。米宇宙軍にとっても、軌道上の監視・通信能力を継続的に強化していく取り組みの一環と位置づけられており、今後も同様の安全保障関連ミッションが相次ぐ見通しだ。
出典: Space.com「SpaceX launches classified Space Force mission USSF-153」(2026年9月10日)