ルービン天文台、直径約2.5kmで4分ほどで自転する小惑星を発見 「超高速自転」では最大級

Photo of author

By ai-taco

チリのヴェラ・C・ルービン天文台のデータから、これまで知られる中で最大の「超高速自転小惑星」が見つかりました。小惑星491384で、直径は約2.53km、約4.18分で1回転します。

一般に、約150mより大きな小惑星は、約2.2時間という「スピンの壁」より速くは回転しません。それより速いと、遠心力で破片が飛び散ってしまうためです。今回の天体は、その壁をはるかに超える速さで自転しながら形を保っています。

発見したのは、ワシントン大学のドミトリー・ヴァヴィロフ氏らのチームです。ルービン天文台が繰り返し測定した明るさの変化から自転周期を推定する際、信頼できない推定値を自動で見分けるソフトウェアを開発しました。観測の抜けや不審な測定値を検出し、必要に応じて複数の候補周期と尤度を示します。

このソフトウェアで9417個の小惑星を解析したところ、超高速自転の候補は66個ありました。そのうち2個は直径2km超で、約5分周期で回転しているとされています。

これだけ大きく速い小惑星が壊れずにいるには、重力以外の結合力が必要です。この天体は、がれきが寄り集まった「ラブルパイル」ではなく、一体の固い岩に近いと考えられ、小惑星の形成や進化の理論に一石を投じる可能性があります。

出典: Phys.org「Vera Rubin Observatory spots the largest ultra-fast spinning asteroid yet」(2026年10月13日)

こちらの記事を次のSNSでシェア:

Leave a Comment