以下は、記事「Blue Origin reveals space tourists to launch on next New Shepard rocket」のまとめです。
🚀 概要:ブルーオリジン、次回「ニューシェパード」宇宙旅行ミッションの搭乗者を発表
アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業**Blue Origin(ブルーオリジン)は、
次回の有人サブオービタル(準軌道)飛行ミッション「NS-36」**の乗客リストを発表しました。
打ち上げ日時はまだ公表されていませんが、同社によると近日中に発表予定です。
このフライトは、ニューシェパード(New Shepard)ロケットの36回目の飛行であり、
観光客を乗せた15回目のミッションとなります。
🧑🚀 搭乗者リスト(公表された5名)
NS-36ミッションには6名の乗客が参加予定ですが、1名はフライト後まで匿名を希望しています。
以下は公開された5名のプロフィールです。
名前 | 経歴・特徴 |
---|---|
Jeff Elgin(ジェフ・エルジン) | フランチャイズ事業マッチングネットワーク「FranChoice」の創設者。 |
Danna Karagussova(ダナ・カラグソワ) | デジタル自己調整ツールを開発する企業「Portals」創業者。芸術と科学を融合したマルチモーダル・プラットフォームを運営。登山家としても知られる。 |
Dr. Clint Kelly III(クリント・ケリー三世) | 元DARPA研究者。1980年代の自動運転技術研究の先駆者。野生動物写真家でもあり、ペンギンに関する著書も出版。2022年のNS-22ミッションで既に一度宇宙飛行を経験済み。 |
Aaron Newman(アーロン・ニューマン) | 5つのソフトウェア企業を設立した起業家。元米陸軍兵士であり、マリアナ海溝の潜航探検を行った冒険家。 |
Vitalii Ostrovsky(ビタリ・オストロフスキー) | ウクライナ出身の投資家・起業家。これまで100か国以上に居住・滞在した世界的旅行家。 |
🛰️ ミッション概要:NS-36(New Shepard Flight #36)
- 機体構成:再使用可能なブースター(ロケット)とカプセル(乗員モジュール)
- 飛行時間:およそ10〜12分間
- 体験内容:
- 数分間の無重力体験
- 宇宙空間からの地球の青い弧の眺望
- 最後はパラシュート減速着陸で帰還
- フライト番号:NS-36(New Shepardの通算36回目)
- 有人観光飛行としては:15回目のフライト
Blue Originはチケット価格を公開していませんが、過去の報道によると数十万ドル規模とされています。
🌎 背景:ブルーオリジンの宇宙観光ビジネス
- 目的:一般市民が宇宙を体験できる“サブオービタル宇宙旅行”を実現。
- ミッション実績:
- 2021年7月にジェフ・ベゾス本人が搭乗し初の有人飛行成功。
- 以降、研究用・観光用を含めて継続的に打ち上げを実施。
- 打ち上げ場所:アメリカ・テキサス州西部のBlue Origin発射場(Launch Site One)。
同社は今後、**軌道宇宙船「New Glenn」**などの大型計画にも取り組んでおり、
宇宙旅行から本格的な宇宙輸送産業への拡大を目指しています。
💫 まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
ミッション名 | NS-36(New Shepard第36回飛行) |
実施企業 | Blue Origin(ジェフ・ベゾス創設) |
乗客数 | 6名(うち1名非公開) |
飛行時間 | 約10〜12分 |
体験内容 | 無重力体験・宇宙からの地球観察 |
現状 | 打ち上げ日時未定(近日発表) |
特徴 | 再使用型ロケットによる短時間宇宙観光 |
🚀 コメント
今回のNS-36は、技術的には小型飛行ながら、
宇宙を“特権層だけでなく多様なバックグラウンドの人々へ”開く試みでもあります。
起業家、研究者、探検家が同じカプセルに乗り込み、
地球の境界線(カーマンライン)を越える10分間の旅に挑みます。