【宇宙ステーション最新情報】第73次長期滞在クルー、指令官交代と健康研究を実施中

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By ai-taco


2025年8月6日、国際宇宙ステーション(ISS)では、指令官の交代式が行われ、新たな指導体制のもと、筋肉刺激や血液循環に関する研究が活発に行われています。また、一部クルーは地球帰還に向けて準備中です。

以下は、記事「Crew Swaps Commanders, Waits for Departure, and Conducts Muscle and Blood Research」の日本語によるまとめ記事です:


【宇宙ステーション最新情報】第73次長期滞在クルー、指令官交代と健康研究を実施中

🛰️ 指令官交代:大西卓哉宇宙飛行士からリジコフ宇宙飛行士へ

  • JAXA(宇宙航空研究開発機構)の大西卓哉飛行士が任期を終え、ロシアのセルゲイ・リジコフ宇宙飛行士にISSの指揮権を引き継ぎました。
  • リジコフ氏は**Expedition 73(第73次長期滞在ミッション)**の指令官として、12月の帰還までステーションの運用を主導します。

💪 筋肉と血流の研究で未来の長期宇宙滞在に貢献

電気刺激による筋肉トレーニング補助

  • NASAのニコール・エアーズ飛行士がトレーニング後に脚へ電極を装着。
  • ジョニー・キム飛行士が電気刺激装置で筋肉を刺激し、その反応を記録。
  • 将来的に、大きくて複雑なトレーニング機器の代替手段となる可能性が期待されています。

微小重力下の血液循環研究

  • マイク・フィンク(NASA)と油井亀美也(JAXA)両飛行士が、首と胸にセンサーを装着して頭部から心臓への血流変化を計測。
  • 地球および宇宙での心血管系疾患の予防研究につながります。

ロシア側の研究活動

  • リジコフおよびズブリツキー両宇宙飛行士は、心臓から手や腕への血流を観測し、微小重力や放射線が循環系に与える影響を調査中。

🌎 一部クルーは地球帰還へ

  • 大西、エアーズ、アン・マクレイン(NASA)、キリル・ペスコフ(ロスコスモス)は今週中の帰還予定。
  • NASAとSpaceXは、気象条件を考慮して、最も安全な帰還スケジュールを調整中
    • 8月7日(木)午後12:05(EDT) にISSからDragon宇宙船の分離予定
    • 8月8日(金)午前11:58(EDT) にカリフォルニア沖へ着水予定

🔧 その他の活動

  • マクレイン飛行士は、新旧Dragon間で緊急対応用ハードウェアの移設を実施。
  • Zena Cardman飛行士(Crew-11 指令官)と共に、光ファイバー製造の実験準備をColumbus実験モジュールで行いました。
  • オレグ・プラトノフ飛行士(ロスコスモス)は地球観測用センサーを設置し、さまざまな波長で地球のランドマーク撮影を開始。

📢 今後の注目ポイント

  • 無事の帰還と、宇宙での健康維持技術の進展に注目。
  • 長期滞在型ミッションの知見が、将来の月・火星探査に向けて蓄積され続けています。

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