
この小型量子株が今後10年でAI分野の最大サプライズになる可能性 — IonQ
概要
量子コンピュータはAIを含む多くの分野で革命的な進歩をもたらす可能性があるが、企業によってアプローチは異なる。その中で**IonQ(NYSE: IONQ)**は「トラップドイオン方式」を採用し、競合の多くが選ぶ超伝導方式とは一線を画している。これが商業的に有利になれば、大きな先行者利益を得られる可能性がある。
IonQの強み

- 純粋な量子コンピュータ企業
- 他事業はなく、成功か倒産かの二択。
- 主要研究機関との連携
- 米空軍研究所などと提携し、理論だけでなく実用性に焦点。
- トラップドイオン方式の利点
- 室温で動作可能 → 超伝導方式のような極低温冷却コスト不要
- 全ての量子ビット(qubit)が相互接続可能 → 高精度計算が可能
市場ポテンシャル

- 総アドレス可能市場(TAM):2035年までに870億ドル規模と予測
- 応用分野:医薬品開発、気象予測、物流最適化、AIなど
- Qubitは確率的情報処理が可能なため、線形計算に依存しない高速問題解決が可能
リスク
- トラップドイオン方式に未知の欠陥がある可能性
- 競争激化で技術的優位を失うリスク
- 投資家向け提案:ポートフォリオ内で小規模保有 → 成功時の爆発的リターンを狙いながら、失敗時の損失を限定
総評
IonQは、量子コンピュータの中でも異なる技術選択によって市場での差別化を狙う企業。もしこの方式が主流になれば、AI分野を含む多くの領域で大きなインパクトを与える可能性があり、「小さな株が大きな勝者になる」典型例となるかもしれない。
