まとめ記事:「米宇宙軍、再利用型宇宙機X-37Bを第8回目のミッションへ」(2025年8月20日)

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まとめ記事:「米宇宙軍、再利用型宇宙機X-37Bを第8回目のミッションへ」(2025年8月20日)

1. 打ち上げ概要

  • 日時:2025年8月21日(木)~22日(金)未明、打ち上げ時間は非公開(FAA通達では米東部時間11:40 p.m.~5:11 a.m.)。
  • 場所:フロリダ州・ケネディ宇宙センター。
  • 打ち上げロケット:SpaceX Falcon 9(X-37Bはフェアリング内に搭載)。
  • 宇宙機:米宇宙軍の再利用型無人宇宙機 X-37B オービタル・テスト・ビークル

2. X-37Bの特徴

  • ボーイング開発、スペースシャトルに似た外観だが無人・自律運用。
  • 打ち上げはロケット頼みで、自力で軌道投入は不可。
  • 滞在期間:通常12~24か月、最長908日間の記録あり。
  • 帰還時は飛行機のように滑走路に着陸可能。
  • 2010年初飛行以来、累計 4,200日以上滞在・13億マイル飛行の実績。

3. 第8回ミッションの目的

  • レーザー衛星間通信技術の実証
    • 高速・高帯域・高セキュリティの次世代通信。
    • 従来の無線周波数に比べてデータ量が大幅に増加。
  • 量子慣性センサーによる航法技術の実証
    • GPS等の衛星ネットワークに依存せず、原子レベルで回転・加速度を測定。
    • 宇宙軍が目指す「より自律的で強靭な航法システム」の実現に直結。

4. 宇宙軍の狙い

  • 宇宙領域における安全保障・柔軟性・耐性の強化。
  • 宇宙軍司令官チャンス・ソルツマン大将は、X(旧Twitter)で「このミッションは単なる技術革新ではなく、統合軍の接続性・強靭性を高め、どんな挑戦にも対応できる力を育てるものだ」
    と強調。

✅ 結論
X-37Bの第8回ミッションは、次世代通信(レーザー)とGPSに依存しない航法(量子センサー)の実証を通じて、米国の宇宙作戦能力を一段と強化するものとなる。
その詳細は依然秘密に包まれているが、今回の飛行は「宇宙軍の技術力強化」と「宇宙における安全保障確保」の象徴的なステップといえる。


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