アルテミスIII用SLSコアステージ、4基のRS-25エンジン取り付け完了 うち1基はジョン・グレン飛行にも使用

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By ai-taco

NASAは、有人月面着陸を目指す「アルテミスIII」ミッションに使用する巨大ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」の第3コアステージについて、4基のRS-25エンジンすべての取り付け作業が完了したと発表した。作業はフロリダ州のケネディ宇宙センターで進められ、2026年8月24日に始まった取り付け作業が9月10日までに完了した。

今回搭載された4基のRS-25エンジンは、いずれもスペースシャトル計画で実際に飛行した経験を持つ機体を再整備したものだ。中には、1998年のスペースシャトル「ディスカバリー号」によるミッション「STS-95」で使用されたエンジンも含まれている。このミッションは、当時77歳だった米上院議員で宇宙飛行の先駆者ジョン・グレン氏を再び宇宙へ送り届けたことで知られる、歴史的な飛行だった。シャトル時代のエンジンがアルテミス計画の月着陸ミッションで「最後の飛行」を迎えることになる点も、今回の節目を印象づけている。

4基のエンジン取り付けが完了したことで、コアステージは今後、配線や断熱材の取り付けといった残りの艤装(ぎそう)作業に移る。作業が完了次第、コアステージは発射用の可動式ランチャー「モバイル・ローンチャー1」上へ移送され、すでに組み立てが進む2基の大型固体燃料ブースターの間に据え付けられる予定だ。NASAはアルテミスIIIについて、2027年内の打ち上げを目指してスタッキング作業を含む準備を加速させている。

アルテミスIIIは、アポロ計画以来となる有人での月面着陸を目指すミッションで、今年4月に実施された有人月周回ミッション「アルテミスII」に続く重要な一歩と位置づけられている。NASAは今後も機体の組み立てや飛行士訓練の進捗を随時公表していく方針で、シャトル時代の技術遺産を受け継いだRS-25エンジンが、次世代の月探査を支える様子が注目されている。

出典: NASA「NASA Starts Artemis III Engine Install; Boosters, Crew Training Advance」(2026年8月/9月)

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