恒星間天体オウムアムア(1I/ʻOumuamua)とは

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By ai-taco

オウムアムア(1I/ʻOumuamua)は、2017年に発見された観測史上初の恒星間天体であり、太陽系外から飛来してきたことが確認された特異な天体です。

恒星間天体オウムアムア(1I/ʻOumuamua)とは
画像は生成AI作成

オウムアムアの概要

  • 2017年10月19日、ハワイ・マウイ島のパンスターズ望遠鏡が発見。
  • 名前「ʻOumuamua」はハワイ語で「斥候」「遠方からの使者」を意味する。
  • 初めは彗星(C/2017 U1)とされたが、彗星活動が見られず小惑星(A/2017 U1)に分類変更、その後、「恒星間天体」の初例として最終的に1I/ʻOumuamuaに命名。
  • 「1」は最初に発見された恒星間天体、「I」はinterstellar(恒星間)を示す。

物理的特徴・軌道

  • 葉巻状あるいは細長い形状をしており、全長は約230~400m、幅は35m程度と推定。
  • 主に岩石や金属から構成されていると考えられ、天体のアルベド(反射能)は0.1前後と推定。
  • 軌道は双曲線軌道で、その離心率はe=1.199e = 1.199e=1.199と非常に大きく、太陽系の重力に束縛されていない(外から来て外に出ていく軌道)。
  • 近日点(太陽最接近地点)通過は2017年9月9日で、観測時点では太陽から26km/s(秒速約6万キロメートル超)もの速度で移動していた。

科学的意義と謎

  • 太陽系外から来た明確な証拠をもつ天体として最初であり、恒星間物質や系外惑星系のダイナミクス解明の手がかりになる。
  • 外見や運動、加速挙動(彗星尾がないのに加速があった)が通常の彗星・小惑星とは異なり、「宇宙船説」など様々な仮説や議論もあった。
  • 表面から揮発性物質が失われ“厚い地殻”が形成された可能性や、どの恒星系から来たか故郷推定など、科学的な研究が続いている。

関連データ表

項目データ
発見日2017年10月19日weblio
発見場所ハワイ・マウイ島パンスターズ望遠鏡weblio
軌道の種類双曲線軌道(e=1.199)weblio
大きさ約230~400m(長さ)、約35m(幅)weblio
名称の意味ハワイ語で「斥候」「遠方からの使者」weblio
物質岩石&金属(仮説)weblio+1

オウムアムアは恒星間空間から太陽系へ飛来・観測された最初の天体として天文学史に大きな足跡を残していますwikipedia+2

  1. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%A2
  2. https://ja.namu.wiki/w/%EC%98%A4%EB%AC%B4%EC%95%84%EB%AC%B4%EC%95%84
  3. https://sorae.info/astronomy/20230328-oumuamua.html
  4. https://www.wikiwand.com/ja/articles/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%A2_(%E6%81%92%E6%98%9F%E9%96%93%E5%A4%A9%E4%BD%93)
  5. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%92%E6%98%9F%E9%96%93%E5%A4%A9%E4%BD%93
  6. https://www.weblio.jp/content/%E6%81%92%E6%98%9F%E9%96%93%E5%A4%A9%E4%BD%93
  7. https://www.weblio.jp/content/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%A2
  8. https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11447_oumuamua
  9. https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9498_oumuamua
  10. https://www.tel.co.jp/museum/magazine/report/202402_02/

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