
画像提供: Rocket Lab(出典: Space.com)
米ロケット・ラボ(Rocket Lab)は日本時間9月2日夜(米東部時間2日午前7時、打ち上げウィンドウ開始)、東京を拠点とする地球観測企業シンスペクティブ(Synspective)のレーダー衛星「Strix」を、ニュージーランドの発射場から「エレクトロン(Electron)」ロケットで打ち上げる予定だ。打ち上げは当初9月1日を予定していたが、2度の日程変更を経て9月2日となった。
今回のミッションは「Owl Around the World」と名付けられており、ロケット・ラボにとって今年12回目、通算85回目のエレクトロン打ち上げとなる。打ち上げから56分後、高度575キロメートルでStrix衛星を分離する計画だ。
「Strix」衛星とは
シンスペクティブは、フクロウの仲間にちなんで名付けられた「Strix」衛星による、約30機体制の衛星コンステレーション構築を進めている。Strix衛星は合成開口レーダー(SAR)を搭載し、昼夜を問わず、悪天候下でも地表の状況を観測できるのが特徴だ。同社のウェブサイトによれば、このコンステレーションは「地震や洪水などの災害発生時に、夜間やアクセスが困難な地域も含めて、地上の変化を迅速に監視・確認すること」を可能にするという。防災用途に加え、天然資源の監視や都市開発の把握など、資源の効率的な利用にも役立てるとしている。
これまでに10機のStrix衛星が軌道に到達しており、すべてエレクトロン・ロケットによる打ち上げだ。ロケット・ラボはシンスペクティブにとって唯一の打ち上げ事業者であり、今回のミッション以降も16回の打ち上げが契約されている。
出典: Space.com「Watch Rocket Lab launch Japanese radar satellite to orbit early on Sept. 2」(Mike Wall, 2026年8月31日)