宇宙分野における世界最大級の国際会議「国際宇宙会議(IAC)2026」が10月5日、トルコの地中海沿岸都市アンタルヤで開幕した。1950年から毎年開催されている同会議は今回で77回目を数え、トルコが開催国となるのは今回が初めて。会期は10月9日までの5日間で、会場のNESTコングレスセンターには、米航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ロシア国営宇宙公社(ロスコスモス)など主要宇宙機関の長をはじめ、宇宙産業の経営幹部や研究者、宇宙飛行士らが各国から集まり、参加者は100カ国以上から1万人を超える見込みだという。
今回の大会テーマは「The World Needs More Space(世界はもっと宇宙を必要としている)」。月や火星の探査、商業宇宙利用の拡大、宇宙政策や国際協力のあり方など幅広いテーマについて、各国の専門家が議論を交わす場となる。
会議への関心の高まりを示すのが、発表論文の応募数だ。今回は108カ国から8300件を超える要旨が寄せられ、IACの歴史上最多を記録した。開催国トルコからは1810件の応募が集まり、一国からの応募数としても過去最多になったという。トルコ産業技術省のメフメット・ファティフ・カジュル大臣は、今回の会議が「平和的で安全、持続可能な宇宙利用に向けて各国が結束する、特別な世界的プラットフォームになる」と述べている。
国際宇宙会議は毎年開催国を変えながら、宇宙分野の最新動向を示す指標的な場として知られる。2024年はイタリア・ミラノ、2025年はオーストラリア・シドニーで開催されており、今回のアンタルヤ大会は過去最大規模での開催になるとみられている。
出典: Daily Sabah「Türkiye set to host global space community at IAC 2026 in Antalya」