NASAの観測衛星「スウィフト」、インドネシア上空で大気圏に再突入 約22年の観測に幕

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By ai-taco

NASAのガンマ線バースト観測衛星「ニール・ゲーレルス・スウィフト」が、米東部時間11月4日午前7時39分(日本時間同日午後9時39分)、インドネシアの北スマトラ地域の上空で大気圏に再突入しました。米宇宙軍が確認したもので、場所は北緯約3.4度、東経約98.6度付近です。打ち上げから約22年での最期となりました。

地球を周回するスウィフト観測衛星の想像図
地球の上空を回るスウィフトを描いた想像図です。左右に太陽電池パネルを広げた機体で、約22年間、ガンマ線バーストなどを観測してきました。 Credit: NASA

NASAは、機体の大部分は大気中で燃え尽きたと見込む一方、一部の部品は燃え残って落下した可能性があるとしています。スウィフトにはエンジンがなく、近年の活発な太陽活動で地球の上層大気がふくらみ、空気抵抗が増えたことで、高度が予想より早く下がっていました。高度を引き上げるため、民間企業の機体で捕まえて押し上げる救出計画も進められましたが、相手側の機体の姿勢制御の不具合で実現しませんでした。経緯は再突入が迫っていると伝えた記事でも紹介しています。

スウィフトは2004年に打ち上げられ、当初の設計寿命は2年でした。3つの望遠鏡でさまざまな波長の光を観測し、宇宙で最も激しい爆発である「ガンマ線バースト」(大質量の星の崩壊などで起きる、ごく短時間の強烈なガンマ線の放射)が起きると、すばやく向きを変えて観測し、世界の天文台に知らせる役割を担いました。

観測の対象はガンマ線バーストにとどまらず、活動銀河、X線でフレアを起こす恒星、超新星、太陽系の彗星や小惑星にまで広がりました。予定の10倍以上の期間にわたって働き続けた、息の長い観測衛星でした。

出典: NASA「NASA’s Swift Observatory Re-Entered Atmosphere」(2026年11月4日)

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