ISSの新型太陽電池パドル、8枚目の設置で計画完了 発電能力は約215kWに 船外活動中に電流不足のトラブルも

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By ai-taco

NASAによると、NASAのアニル・メノン宇宙飛行士とカナダ宇宙庁(CSA)のジョシュア・クトリク宇宙飛行士が、米東部時間11月5日に国際宇宙ステーション(ISS)の船外で作業し、8枚目にして最後となる新型の太陽電池パドル「IROSA(ISSロールアウト式太陽電池アレイ)」を取り付けて展開しました。IROSAは、巻物のように丸めた状態で運び、宇宙で広げるタイプの太陽電池です。船外活動は午前8時36分に始まり、午後3時35分まで、6時間59分続きました。

国際宇宙ステーションのトラスの右舷側で広がった新型の太陽電池パドルと、背景の地球
メノン、クトリク両飛行士が取り付けたあと、ISSの右舷のトラスで広がった8枚目の新型太陽電池パドルです。この1枚で、2021年から続いた電力強化の計画が完了しました。 Credit: NASA

今回の船外活動は、米国の船外活動として101回目、ISSの組み立て・保守・改修のための船外活動としては通算286回目です。クトリク飛行士にとっては2回目、メノン飛行士にとっては5回目の船外活動でした。新しいパドルは、トラス(ISSの骨組み)の右舷の端にある「3B」と呼ばれる電力系統に取り付けられました。この場所はロボットアーム「カナダアーム2」が届かないため、最後の運搬は2人が手で受け渡して行いました。

Spaceflight Nowによると、作業開始から約4時間半がたったころ、地上の管制チームから、新しいパドルの電流が想定の半分ほどしか出ていないと連絡が入りました。ケーブルの作業は、ISSが地球の影に入る「夜」の間しか安全に行えないため、管制チームは手順を組み替え、2人は片付けを先に進めて次の夜を待ちました。暗くなってから、クトリク飛行士がケーブルの接続を一度外して両端を点検し、つなぎ直したところ、日の出後に正常な電流が確認され、パドルの展開が許可されました。低い数値の原因は、すぐには明らかにされていません。

ISSの元々の太陽電池パドルは、2000〜2009年にスペースシャトルで運ばれたもので、設計寿命は15年とされ、発電量が落ちてきていました。NASAは古いパドルを外すのではなく、その手前に新しいIROSAを重ねて取り付ける方法を選び、2021年2月から準備を始めました。電力系統の準備と8枚のパドルの設置のために、これまでに18回の船外活動が行われています。先月には7枚目のパドルの展開にも成功していました。

NASAによると、今回の完了で、ISSの発電能力は160キロワットから約215キロワットに増えました。ISSは2030年に運用を終える予定です。Spaceflight Nowによれば、次の米国の船外活動は来年1月上旬に予定されており、宇宙線を調べる観測装置「アルファ磁気分光器(AMS)」の改修が行われる見込みです。

出典: NASA「Spacewalkers Install Final Roll-Out Solar Array」(2026年11月5日)

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