
AIアプリケーションやエージェント(自動で作業を進めるAI)のワークフローを組み立てられるオープンソースの基盤「Langflow」に存在する、深刻なセキュリティホールが、攻撃者に実際に狙われています。セキュリティ企業Previdianが警告を出しました。
問題は、認証を通過した相手が、遠隔から任意のコードを実行できてしまう「認証付きのリモートコード実行(RCE)」と呼ばれるタイプです。同社は、わざと脆弱に見せかけた「ハニーポット」(攻撃者をおびき寄せて手口を観察するためのおとり環境)で、この欠陥を突こうとする試行を1,423件観測したと報告しています。
「認証が必要」と聞くと安心しがちですが、AI開発ツールは試験的に外部公開されたまま、ログインが緩い設定で運用されているケースも少なくありません。アカウント情報が漏れたり、初期設定のまま放置されていたりすれば、攻撃の入口になり得ます。また、こうした基盤にはAIサービスのAPIキーなど重要な情報が置かれることが多く、乗っ取られると被害が広がりやすい点にも注意が必要です。
Langflowを利用している場合は、最新版へ更新するとともに、インターネットから直接アクセスできる状態になっていないか、強固な認証が設定されているかを確認してください。保存しているAPIキーなどは、侵害の疑いがある場合に備えて再発行も検討しましょう。