
Windowsに標準で入っている画像編集アプリ「ペイント(Microsoft Paint)」に、遠隔コード実行(RCE)につながるセキュリティホール(CVE-2026-83844)が見つかり、修正版が公開されました。遠隔コード実行とは、攻撃者が用意したプログラムを、利用者のパソコン上で勝手に動かされてしまう状態のことで、脆弱性の中でも特に危険度が高い種類です。
今回注意したいのは、修正の「届き方」です。セキュリティ専門メディアThe Hacker Newsによると、この修正はWindows Update(毎月の定例更新)では配信されず、Microsoft Store経由のアプリ更新でのみ提供されます。最近のペイントはWindows本体の一部ではなく、ストアから更新される「アプリ」として扱われているためです。そのため、「Windows Updateは最新にしているから大丈夫」と思っている人でも、ペイントだけは古いまま残っている可能性があります。
修正済みのバージョンは「11.2609.401.0」です。同メディアが確認した10か国すべてで、これが最新のペイントとして配信されていたといいます。
利用者が取るべき対策:Microsoft Storeを開き、「ライブラリ」(または「ダウンロードと更新」)から「更新プログラムを取得」を押して、アプリをまとめて更新しましょう。ペイントを開き、右上の歯車(設定)からバージョン番号を確認し、11.2609.401.0以降になっていればOKです。会社のパソコンなどでMicrosoft Storeの利用が制限されている場合は、システム管理者に確認してください。
また、ペイントに限らず、ストア経由で配信される標準アプリ(メモ帳や写真アプリなど)は、Windows Updateとは別に更新される点を覚えておくとよいでしょう。Microsoft Storeの自動更新がオンになっているかも、あわせて確認しておくと安心です。
出典: The Hacker News「Microsoft Paint RCE Fix Now Available, but Windows Update Won't Deliver It」