トルコ初の月探査、2027年4〜6月にファルコン9で打ち上げへ 周回機「TLM-1」

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By ai-taco

トルコが2027年に、初の月探査機を打ち上げる計画を明らかにしました。「トルコ月ミッション(TLM)」は周回機と着陸機の2段階で構成され、第1弾の周回機「TLM-1」は、スペースXのファルコン9で2027年4〜6月に打ち上げられる予定です。管理チームは4月の打ち上げを目指しているとのことです。

Spaceflight Nowによると、成功すればトルコは、月の環境で機器を運用した9番目の国・機関になります。ほかには中国、ESA、インド、イスラエル、日本、ロシア、韓国、米国が挙げられています。計画は10月にトルコで開かれた国際宇宙会議(IAC)で、プロジェクトマネージャーのブラク・ヤーオール氏が紹介しました。

TLM-1はトルコのTübitak Uzayが製造し、質量は約3.6トンです。主エンジンにはDeltaVが提供するハイブリッド推進システム(酸化剤に亜酸化窒素、燃料に固体ポリマー)を使い、地球周回軌道での月へ向かう加速と、月周回軌道に入る減速の2回、噴射します。目標は高度100kmの極軌道で、設計寿命は5か月以上です。装置の80%以上が国産とされ、65の要素のうち56がトルコ製です。

搭載する科学機器は、月の中性粒子望遠鏡、狭視野の放射計、放射線カロリメーター、放射線線量計の4つです。ほかに高解像度カメラ、広角ビデオカメラ、画像を使った航法システムも載せます。放射線、太陽風や隕石の衝突、磁気異常、表面温度などを調べる計画です。今週から、熱真空チャンバー試験を皮切りに、環境試験が始まっています。

第2弾のTLM-2は、探査車を展開する無人着陸機で、開発はまだ初期段階です。TLM-1の設計はモジュール式で、多くの要素を流用できるといいます。打ち上げ機は未定です。TLM-1は運用の終わりに、残った推進剤を使って目標地点へ制御しながら衝突させる案があり、着陸機に向けた予行演習も兼ねるとされています。

出典: Spaceflight Now「Turkey aims for first Moon-orbiting mission in 2027」(2026年10月30日)

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