月が木星を隠す「日中の掩蔽」、9月8日夜〜9日未明に発生

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By ai-taco

日本時間2026年9月9日未明、輝面比わずか約7%まで欠けた細い月が木星の前を通過し、一時的にその姿を隠す「掩蔽(えんぺい)」が発生する。国際的には現地9月8日の出来事として報じられており、北米の広い地域では太陽が昇った日中の時間帯に木星が月の背後に隠れる、比較的珍しい「日中の掩蔽」として注目を集めている。

今回の掩蔽は世界時(UTC)で9月8日17時03分ごろから20時25分ごろにかけて、日本時間では9日午前2時03分から午前5時25分ごろの範囲で発生する見通しだ。観測可能な地域はカナダ、グリーンランド、米国本土の大部分、アラスカ、カリブ海の島々、ロシア極東など。米国東部の目安として、木星が月の縁に隠れ始めてから再び現れるまではおよそ50分から1時間程度とされている。日本を含む極東アジアの一部では、掩蔽そのものではなく、明け方の空で月と木星が接近して見える「接近(合)」の様子を楽しめる見込みだ。

月が惑星の前を横切って隠す掩蔽現象自体は珍しいものではないが、今回は月齢の進んだ細い月と昼間の空という条件が重なるため、肉眼での観測はやや難しい。双眼鏡や小型望遠鏡を使えば、青白く小さな円盤状に見える木星と、その手前をゆっくり移動していく月の様子を確認しやすくなるという。ただし観測の際は、太陽の方向を誤って直接見てしまうと目を痛める危険があるため、望遠鏡や双眼鏡を太陽に向けないよう十分な注意が呼びかけられている。

今回の日中の掩蔽は、2026年から2027年にかけて断続的に続く木星の掩蔽シリーズの最初の1回にあたる。次回は日本時間10月6日ごろの未明に発生予定で、今度は夜間に見られる掩蔽となるため、より観測しやすい条件がそろうとみられている。天文ファンの間では、今回の日中の掩蔽が10月の「本番」に向けた前哨戦として位置づけられている。

出典: Space.com「The moon will hide Jupiter in broad daylight on Sept. 8 — here’s how to see it」(2026年9月)

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