スペースXは、NASAの商業補給サービス契約に基づく35回目の国際宇宙ステーション(ISS)補給ミッションを、日本時間では10月13日夜、米東部時間10月13日午前6時33分に、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地のSLC-40から打ち上げる予定です。使用されるのは、8回目の飛行となるファルコン9ロケットの第1段B1096と、4回目の飛行となる貨物船ドラゴンC211です。
今回の注目点は、船体後部の非与圧トランクに、ISSの「ロールアウト式太陽電池アレイ(iROSA)」の最後の1組が搭載されていることです。iROSAは巻き取った状態で運ばれ、宇宙で広げて使う太陽電池で、老朽化が進むステーションの発電能力を引き上げるために順次取り付けられてきました。
復路の荷物にも注目です。6月30日の船外活動で取り外された、カナダアーム2の故障した関節を、クラムシェル型の装置に収めて地球へ持ち帰る計画です。このほか、トイレ用の薬液ポンプ、水の前処理の品質センサー、ロボット保守用のツールなども運ばれます。
科学実験では、人工網膜の製造、微小重力が心臓組織の3Dモデルに及ぼす影響、従来と異なる元素によるガラスの形成、炎症と神経変性疾患の関連などが予定されています。実験の詳細はこちらの記事でも紹介しています。
ドラゴンは10月15日の東部時間午前11時ごろ、ハーモニー・モジュールの天頂側ポートにドッキングする見込みです。このポートは、10月8日に「クルー12」の4人を地球へ連れ帰った有人ドラゴン「フリーダム」が離れたばかりの場所です。ドラゴンは約1か月間、ステーションに係留される予定です。
出典: Spaceflight Now「Live coverage: NASA, SpaceX to launch new solar arrays, 6,300 pounds of cargo to the space station」(2026年10月13日)