
ネットワーク機器大手のPalo Alto Networksは、同社のファイアウォール製品などに使われるOS「PAN-OS」に見つかったセキュリティホールを修正するアップデートを公開しました。この欠陥はすでに実際の攻撃で悪用されていると伝えられています。
問題は「CVE-2026-0322」として管理されており、深刻度を示すCVSSスコアは10点満点中8.6の「高」です。内容は、機器の管理用画面(管理インターフェース)に存在するリモートコード実行(RCE)、つまり外部から機器上で任意のプログラムを動かせてしまう欠陥です。
報道によれば、この欠陥を突くには認証、つまり何らかのログイン権限が必要とされています。ただし、機器の管理権限を持たない攻撃者でも、別の手段で認証情報を手に入れたり、他の欠陥と組み合わせたりすれば、実質的な脅威になり得ます。ファイアウォールは社内ネットワークの入口を守る要の機器であり、乗っ取られた場合の影響は小さくありません。
対策としては、PAN-OSを利用している組織は、まず自社の機器が該当バージョンかを確認し、公開された修正版へ速やかに更新することが基本です。あわせて、管理画面をインターネットに公開していないか、アクセスできる範囲を社内の限られた端末に絞れているかを見直すことが重要です。一般の利用者が直接影響を受けることは少ないものの、取引先や勤務先が該当製品を使っている可能性がある点は覚えておくとよいでしょう。
出典: The Hacker News「Palo Alto Networks Patches PAN-OS Authenticated RCE Flaw Amid Active Exploitation」