NASAは2026年10月28日、アルテミスIII用のSLS(スペース・ローンチ・システム)のコアステージが、フロリダ州のケネディ宇宙センターにある車両組立棟(VAB)で、2本の固体ロケットブースターの間に統合されたと発表しました。
コアステージは高さ約212フィート(約65メートル)で、専用のリフティングビームを使い、組立棟のトランスファー・アイルから持ち上げられました。NASAの写真記録によると、持ち上げは10月22日で、その後、10月26日にハイベイ3で、移動式発射台の上に先に置かれていたブースターと組み合わされ、「ショートスタック」と呼ばれる構成が完成しました。

今後は試験と点検を済ませたうえで、コアステージとブースターの組み合わせを発射台39Bへ移動します。そこでは、液体水素と液体酸素をコアステージだけに充填する試験を行い、カウントダウンの手順を練習する予定です。
アルテミスIIIでは、NASAの宇宙飛行士ランディ・ブレズニク、フランク・ルビオ、アンドレ・ダグラスの3人と、ESA(欧州宇宙機関)のルカ・パルミターノ宇宙飛行士を乗せたオリオン宇宙船を、SLSの先端に載せて打ち上げます。ミッションの目的は、ブルーオリジンとスペースXの民間の宇宙船とのランデブーとドッキングの能力を試し、将来の月面着陸に備えることです。
出典: NASA「Artemis III SLS Core Stage Joins Boosters at Kennedy」(2026年10月28日)