格安Androidスマホに出荷時からマルウェア、端末が「住宅用プロキシ」として悪用される恐れ

Photo of author

By ai-taco

arigato.news セキュリティホールカテゴリー 横長バナー

セキュリティ研究者の報告によると、低価格帯のAndroidスマートフォンの一部で、端末のファームウェア(OSの土台となる基本ソフト)の中にマルウェアが組み込まれた状態で出荷されていることが判明しました。影響が指摘されているのは、MediaTek社のチップを搭載した複数ブランドの端末です。

このマルウェアは、利用者に気づかれないようにアプリを勝手にインストールしたり、広告の不正クリック(広告詐欺)を行ったりできるとされています。さらに、端末を「住宅用プロキシ」として使います。住宅用プロキシとは、一般家庭の回線を他人の通信の中継役に使う仕組みで、悪意のある人が自分の身元を隠すための踏み台にされてしまいます。持ち主は、知らないうちに犯罪に加担する形になりかねません。

厄介なのは、ファームウェアに入り込んでいるため、ユーザーがアプリを削除したり、通常の初期化をしたりしても取り除けない可能性がある点です。購入後に気をつけても防ぎにくく、セキュリティホールを修正するアップデートとは別の、供給網(サプライチェーン)の問題だといえます。

対策としては、端末を購入する際に、聞いたことのないメーカーの極端に安い製品を避け、信頼できる販売元から購入することが基本です。すでに使っている端末で、身に覚えのないアプリが増える、通信量やバッテリー消費が異常に多い、といった兆候がある場合は、重要なアカウントのログインを避け、メーカーや販売元に確認することをおすすめします。

出典: The Hacker News「Low-Cost Android Phones Ship With Preinstalled Malware That Turns Them Into Residential Proxies」

こちらの記事を次のSNSでシェア:

Leave a Comment