ESA、地球観測衛星「センチネル3C」と植物蛍光観測衛星「FLEX」を打ち上げへ 仏領ギアナからヴェガCで

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By ai-taco

欧州宇宙機関(ESA)は、地球観測プログラム「コペルニクス計画」の一翼を担う衛星「センチネル3C(Sentinel-3C)」と、地球探査衛星シリーズの8番目のミッションとなる「FLEX(フローレックス)」を、伊アビオ社が運用する小型ロケット「ヴェガC」で打ち上げる。打ち上げは日本時間9月15日未明(現地時間9月14日夜)、仏領ギアナのクールー宇宙基地から行われる予定で、ミッション番号は「VV30」とされている。両衛星は太陽同期軌道へ投入され、高度はおよそ810キロメートル、軌道傾斜角は98.6度に設定されている。

センチネル3Cは、先行する「センチネル3A」「センチネル3B」に続く3機目の同型衛星で、海洋の水色や海面・陸域の表面温度、極域の海氷や氷床、大気の状態、さらには海面の高さまで、地球環境の変化を継続的に監視する多目的の観測装置を搭載している。長期にわたり蓄積されてきた観測データの連続性を維持し、気候変動の監視や海洋・気象予測などに役立てられる見通しだ。

同時に打ち上げられるFLEXは、植物が光合成を行う際にわずかに放出する「クロロフィル蛍光」と呼ばれる微弱な光を宇宙から検出することを目的とした、ESAとして初めての専用ミッションだ。すでに軌道上にあるセンチネル3の光学観測データと組み合わせる「タンデム編隊飛行」によって、世界の植生の健全性やストレス状態、光合成活動の変化をこれまでにない精度で把握できるようになるとされ、農業や森林生態系の監視への応用が期待されている。

ヴェガCによる打ち上げは、伊アビオ社が運用主体となってから2回目のミッションで、リフトオフから両衛星の分離完了までにはおよそ116分を要する見込みだという。センチネル3CとFLEXという性格の異なる2つの地球観測ミッションを1回の打ち上げでまとめて軌道に送り込む今回の計画は、欧州の地球観測体制をさらに強化する一歩として注目されている。

出典: NASASpaceFlight.com「Vega C set to launch the ESA Sentinel-3C and FLEX missions from Kourou」(2026年9月)

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