
Microsoftは今回の月例セキュリティ更新(毎月第2火曜日に出る「Patch Tuesday」)で、自社の過去最多となる1,413件の脆弱性を修正したと、The Hacker Newsが報じました。例年の月例更新を大きく上回る規模です。
内訳は、Windowsが1,102件、Officeが134件、開発者向けツールが61件、SharePoint Serverが36件、SQL Serverが22件などとされています。普段使っているWindowsやOfficeがほとんどを占めており、企業の管理者だけでなく、個人のパソコン利用者にも関係する更新です。
特に注意が必要なのは、このうち1件が「すでに悪用されている」とMicrosoft自身が説明している点です。対象はWindowsのシェル(エクスプローラーなど、画面操作の土台となる部分)の欠陥です。実際の攻撃で使われている欠陥は、修正が出た時点から一気に狙われやすくなるため、優先的な対応が求められます。
修正の数が桁違いに多いこと自体は、見つかった欠陥が一気に増えたことの表れで、AIを使った調査の広がりなどが背景にある可能性もあります。いずれにしても、利用者側にできる対策は変わりません。
対策としては、Windows Updateを実行して最新の状態にし、再起動まで済ませることです。会社などでパソコンを管理している場合は、更新の配布状況を確認し、悪用が確認された欠陥の修正を優先して適用してください。
出典: The Hacker News「Microsoft Patches Record 1,413 Flaws, Including Exploited Windows Shell Bug」