NASA、GPSに頼らず衛星の位置を把握する新技術「FALCON」の実証実験に成功

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By ai-taco

NASAは、GPS信号に依存せずに人工衛星が自らの軌道上の位置を把握できる新しいナビゲーション技術「FALCON(Fast Autonomous Lost-in-space Catalog-based Optical Navigation)」の実証実験に成功したと発表した。地球を周回する小型衛星群「Starling」ミッションを使った試験で、世界初となる「ロスト・イン・スペース」型のGPSフリー航法実験だという。

FALCONは、衛星に搭載されたカメラで周囲の他の衛星やスペースデブリ(宇宙ゴミ)を撮影し、およそ2万個の軌道物体とその予測軌道を収めたオンボードのカタログと照合することで、自分自身の位置を割り出す仕組みだ。地上のGPS衛星からの電波に頼らず、周囲の「ランドマーク」を手がかりに自律的に自己位置を推定する点が特徴となる。

実証実験では、わずか3日間で200個以上の宇宙物体の軌道情報を完全自律的に更新することに成功した。GPS信号は地球近傍でこそ精度が高いものの、月周辺や深宇宙では利用できないため、将来的に月・火星探査など地球から離れたミッションが増えるほど、こうした自律航法技術の重要性は増すとみられる。また、増え続けるスペースデブリの監視や衛星同士の衝突回避にも応用が期待されている。

NASAは今後、Starlingミッションの後継実験「Era-Core」で、4機の衛星が互いの観測データを共有し合い、集団で位置精度をさらに高める試験に移行する計画だ。

出典: Space.com(2026年8月発表)

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