米航空宇宙局(NASA)は現地時間2026年9月25日、国際宇宙ステーション(ISS)への有人輸送ミッション「クルー13(Crew-13)」について、フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターで実施された飛行準備状況審査(FRR)の結果、NASAとスペースX(SpaceX)、参加各国機関が「Go」判定を出し、打ち上げ準備を継続すると発表した。打ち上げは10月1日午前11時10分(米東部夏時間、日本時間同日深夜)以降に、ケネディ宇宙センター隣接のケープカナベラル宇宙軍基地・第40発射施設からファルコン9ロケットで実施される予定だ。
クルー13に搭乗するのは、船長を務めるNASA宇宙飛行士ジェシカ・ワトキンス氏、副操縦士のルーク・デラニー氏(NASA)、ミッションスペシャリストのジョシュア・クトリック氏(カナダ宇宙庁)、セルゲイ・テテリャトニコフ氏(ロスコスモス)の4人だ。クルーはヒューストンのジョンソン宇宙センターでの検疫期間を経て、9月26日にケネディ宇宙センターへ到着し、最終的な打ち上げ前準備に入る見通しとなっている。
クルー13の打ち上げをめぐっては、当初9月12日ごろに予定されていたものの、有人ドラゴン宇宙船の推進系統で酸化剤の漏れが見つかったことを受けて延期されていた経緯がある。NASAとスペースXはその後、問題のバルブを交換するなどの対応を進め、10月1日という新たな打ち上げ目標日を設定した。NASAはこれまでにもスペースXとの有人飛行契約を拡大してきており、クルードラゴンはISSへの乗員輸送の主力として一段と存在感を増している。
クルー13が無事にISSへ到着すれば、およそ8カ月にわたり滞在してきたクルー12のメンバーと交代し、地球への帰還への道が開かれることになる。ISSではロシアの補給船「プログレスMS-35」も9月19日にドッキングを終えたばかりで、物資・燃料事情に余裕がある中でクルー13を迎え入れる態勢が整いつつある。NASAは今後、10月1日の打ち上げに向けて最終確認を続けていく方針だ。
出典: NASA「NASA, SpaceX Proceed Toward Crew-13 Launch」(2026年9月25日)