米航空宇宙局(NASA)は現地時間2026年9月25日、国際宇宙ステーション(ISS)への有人輸送ミッション「クルー14(Crew-14)」に搭乗する4人のクルーを発表した。日本人ではJAXA(宇宙航空研究開発機構)の諏訪理宇宙飛行士が搭乗員に選ばれ、2027年春以降に自身初となる宇宙飛行に臨むことになった。同日、JAXAも搭乗機決定を正式に発表している。
クルー14の編成は、船長を務めるNASA宇宙飛行士ケイラ・バロン氏、副操縦士のクリス・バーチ氏(NASA)、ミッションスペシャリストの諏訪理氏(JAXA)、アルトゥン・キヴィリャン氏(ロスコスモス)の4人だ。諏訪氏は1977年生まれで、2023年7月にJAXAへ入社、基礎訓練を経て2024年10月に宇宙飛行士として認定されていた。今回の搭乗が決まったことで、長期滞在ミッションでISSへ向かう日本人としては8人目となる。
ISSをめぐっては、クルー13が10月1日の打ち上げに向けて最終準備を進めているところで、クルー14はさらにその先を見据えたミッションとなる。NASAはこれまでにもスペースXとの商業乗員輸送(CCtCap)契約を段階的に拡大しており、直近ではクルー15・16・17の追加3便を発注する契約変更も発表されたばかりで、クルードラゴンによる有人輸送の頻度は今後も高い水準を維持する見通しだ。
クルー14の打ち上げ時期は2027年3月以降を見込んでおり、正式な日程は今後の準備状況を踏まえて改めて発表される見通しだ。日本人宇宙飛行士としては、直近では大西卓哉飛行士や油井亀美也飛行士らがISS長期滞在を経験してきており、諏訪氏の初飛行は日本の有人宇宙開発における新たな世代交代の象徴ともいえる。NASAとJAXAは今後、訓練の進捗に応じて詳細なミッション計画を順次公表していく方針だ。
出典: JAXA「JAXA諏訪理宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在 搭乗機決定」(2026年9月25日)