太陽面の北東縁に2026年9月2日ごろ出現した新しい黒点群が、同日19時20分(協定世界時)ごろにM3.0クラスの中規模太陽フレアを放出した。この黒点群はフレア発生時点ではまだ正式な番号が付いていなかったが、その後「AR4524」として登録され、天文情報サイトEarthSkyなどが状況を伝えている。
AR4524はフレアと同時にコロナ質量放出(CME)も放出したものの、黒点が太陽面の縁に近い位置にあるため、放出されたプラズマの大部分は地球方向とは異なる方向へ向かっていると分析されている。そのため、今回のCMEによる直接的な地磁気への影響は限定的とみられる。
もっとも、AR4524は出現からわずか数日ですでにM3.0フレアに加え複数のCクラスフレアを発生させており、依然として活発な状態が続いている。今後、太陽の自転に伴ってこの黒点群が地球正面に近づくにつれ、フレアが発生した場合に地球へ向けてプラズマが放出される可能性が高まる点には注意が必要だ。
宇宙天気予報を提供する専門家によると、9月4日から5日にかけての地磁気活動は静穏(Kp指数1〜2程度)で推移すると予測されている。ただしAR4524の活動次第では、今後数日のうちにフレア発生数が押し上げられる可能性もあり、太陽活動の観測が続けられている。
出典: EarthSky「Sun news: Big flare from newcomer sunspot」(2026年9月4日更新)