中国系ハッカー集団Volt Typhoon、家庭・小規模オフィスの機器を中継する秘密網「Silent Train」でゼロデイ攻撃4件

Photo of author

By ai-taco

arigato.news セキュリティホールカテゴリー 横長バナー

中国と関係があるとされるサイバースパイ集団「Volt Typhoon」が、「Silent Train」と名付けられた秘密のアクセス網を使い、4件の「ゼロデイ攻撃」を実行していたことがわかりました。すでにこのネットワークは摘発・無力化されたと報じられています。ゼロデイとは、開発元が修正パッチを用意する前のセキュリティホールを突く攻撃のことで、防ぐのが難しいのが特徴です。

Silent Trainは2023年後半に初めて確認されました。乗っ取られたSOHO(家庭や小規模オフィス向けのルーターなどの機器)を何台も連ねて中継点にし、攻撃元の場所をわかりにくくする仕組みとされています。中継機器は定期的に入れ替えられる「使い捨て」のような形で、追跡や遮断を難しくしていました。

この仕組みは、ゼロデイ攻撃だけでなく、標的の組織に長く潜り込むための「戦略的なアクセス」の確保にも使われていたとされます。身近な家庭用ルーターが、知らないうちに国家レベルの攻撃の踏み台にされ得ることを示す事例です。

一般の利用者や小さな事業所にできる対策は、ルーターなどのネットワーク機器のファームウェアを最新に保つこと、初期パスワードを変更すること、管理画面をインターネットに公開しないこと、そしてメーカーのサポートが終了した古い機器を使い続けないことです。

出典: The Hacker News「Volt Typhoon Used Covert Silent Train Network in Four Zero-Day Exploitation Campaigns」

こちらの記事を次のSNSでシェア:

Leave a Comment