若い恒星PDS 70の周りに彗星の存在示す証拠、惑星系内側へ水を運ぶ仕組みか

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By ai-taco

スウェーデン・ルンド大学の研究チームが、地球から約370光年離れた若い恒星「PDS 70」の周辺で、太陽系外彗星(エクソコメット)が存在する証拠を発見したと発表した。研究成果は学術誌「Nature Communications」に掲載され、筆頭著者は同大学物理学科の博士研究員アリーヌ・ノヴァイス氏が務めた。

PDS 70は誕生からおよそ550万年というまだ若い「Tタウリ型星」で、周囲には惑星が形成されつつある円盤が広がっていることで知られる。これまでジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による観測で、この系の内側の円盤に水が存在することが確認されていたが、その水がどこから供給されているのかは明らかになっていなかった。

研究チームは今回、PDS 70系における彗星の軌道をコンピューターでモデル化した。その結果、系内にすでに存在が確認されているガス惑星が、遠方にある氷天体の軌道を重力で乱し、恒星に近い内側へと弾き飛ばしている可能性が示された。恒星に近づいた氷天体は昇華し、その際に放出された水蒸気が系の内側に水をもたらしているとみられるという。

この仕組みは、太陽系形成初期に彗星が地球へ水を運んだと考えられている過程と類似している。研究チームは、PDS 70のような若い惑星系を観測することで、地球のような水を持つ惑星がどのように形成されるのか、その普遍的な仕組みを理解する手がかりが得られるとしている。

出典: phys.org「Young sunlike system reveals comets may carry water toward forming planets」(2026年9月3日)

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