NASAと米スペースXは、国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行ミッション「クルー13」の打ち上げを延期した。原因は、打ち上げ前の通常点検中にドラゴン宇宙船(愛称「Grace」)の推進系統で酸化剤の漏れが検出されたためで、当初9月12日に予定されていた打ち上げは見合わせとなっている。
クルー13には、NASA宇宙飛行士のジェシカ・ワトキンス船長とルーク・ディレイニー操縦士、カナダ宇宙庁(CSA)のジョシュア・クトリック宇宙飛行士、ロスコスモスのセルゲイ・テテリャトニコフ宇宙飛行士の4人が搭乗する予定。クトリック氏が搭乗すれば、商業クルー計画に参加する初のカナダ人宇宙飛行士となる。
NASA長官のジャレッド・アイザックマン氏は、修理には2~4週間程度かかる可能性があると説明しており、実際の打ち上げは早くても9月末から10月初旬にずれ込む見通しだ。NASAとスペースXは追加の試験とデータ精査を進めており、9月上旬時点で新たな打ち上げ日は正式発表されていない。
ISSでは現在の滞在クルーの交代が控えており、今回の延期がISSの人員配置計画に与える影響についても、NASAは今後の点検の進捗を踏まえて調整するとしている。
出典: Space.com